2025年3月21日、ソウル中央地裁民事合議50部（首席部長判事キム・サンフン）は、ガールズグループNewJeans（NJZ）の独自活動を制限する仮処分申請を認容し、当面、所属事務所ADORがNewJeansのマネジメント地位を維持することになったと明らかにしました。
裁判所「ADOR、依然として企画社の地位…NewJeansの独自活動禁止」
この日、裁判所はADORがNewJeansメンバー5人を相手取って提起した「企画社地位保全および広告契約締結等禁止」の仮処分申請を全て受け入れました。
裁判部は、ADORがソウル中央地裁に提起した専属契約有効確認本案訴訟の確定判決が出る前まで、ADORがNewJeansとの専属契約に基づく企画社の地位を持つものと暫定的に認めました。
これにより、NewJeansのメンバーたちはADORの事前承認または同意なしに独自に活動することができなくなりました。
裁判部は判決文で「現在までに提出された債務者（NewJeans）の主張と資料だけでは、債権者（ADOR）が専属契約上の重要な義務を違反し、契約解除事由が発生したり、契約の基礎となる信頼関係が回復不可能なほど破綻したという点が十分に立証されたとは見なしがたい」と判断しました。
また、「債権者は債務者たちに対し、清算義務など専属契約上の重要な義務をほとんど履行している」とし、「たとえ一部の義務履行に不十分な点があったとしても、それが信頼関係の破綻に至る程度とは断定しがたい」として、ADOR側の主張に力を添えました。
ADOR「法的地位確認…今後もアーティスト支援に最善を尽くす」
裁判所の決定直後、ADORは公式立場を通じて「企画社の地位を認めてくれた裁判所の賢明な判断に感謝する」とし、「今後もアーティスト支援に最善を尽くす」と明らかにしました。
ADORは特に、23日に予定されている香港「コンプレックスコン」公演について「NewJeansの名前で正常に進行できるよう、現場サポートを惜しまない」と付け加えました。
また、「早急にアーティストと率直な対話の時間を持ちたい」とし、「NewJeansに温かい応援と支持をお願いする」と伝えました。
NewJeans「判決は尊重するが、異議申し立てで対応する」
NewJeansのメンバーたちはこの日、SNSを通じて立場を明らかにし、「裁判所の判断は尊重するが、この判断はメンバーとADORの間にある信頼の破綻を十分に反映したものではない」と指摘しました。
「異議申し立ての手続きを通じて、追加の争点を争うつもりだ」とも明らかにしました。
また「今回の決定はADORに対するメンバーの信頼が完全に崩壊していることを十分に考慮できていない結果だ」とし、「本案訴訟では民事訴訟法上の証拠確保手続きを活用して主張の立証を強化する」と強調しました。
メンバーたちは「人格を侮辱し、成果を軽視した所属事務所とは金銭的な問題とは別に、もはや一緒に働くことはできない」とし、「今回の訴訟の目的は単なる契約紛争ではなく、私たちの価値と人権を守るためのものだ」と述べました。
23日に予定されている香港公演については「ファンと関係者への被害を最小限にするために深く悩んだ末、やむを得ず参加することにした」と伝えました。
ニュージーンズとADOR間の本案訴訟の初弁論は、来る4月3日に予定されており、両者の法的攻防はさらに激しくなる見通しです。
NewJeansのファンとして、アイドルにはふさわしくない問題が続いていることがとても残念です。
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